日藤ポリゴン株式会社

仕事参観日

VOL. 02

日藤ポリゴン株式会社

「北播磨唯一の工作機械メーカー。
ものづくりを支える仕事をチーム一丸で!」

代表取締役社長 西原豪男

1. 北播磨で唯一の「工作機械」をつくる会社

ものづくりの現場で使われる「工作機械」を北播磨で唯一、手がけています。工作機械とは金属を削り、部品を加工する機械のこと。たとえば自動車の部品点数は2~3万点あり、そのうち多くの部品が工作機械で加工されています。つまり品質の高い自動車をつくるためには、同じく高品質の工作機械が不可欠なんです。

創業以来、国内外に数千台の工作機械を納入してきました。それらの機械を通して日本のものづくり産業を根底から支えてきた、そんな自負が私たちにはあります。

2. 主力機は、日本で圧倒的なシェアを誇ります

工作機械のなかでも、日藤ポリゴンが主に製造しているのは「ポリゴンマシン」と「スロッターマシン」のふたつです。

ポリゴンマシンとは当社が1966年に開発したオリジナルの工作機械で、現在、日本で製造しているのは当社のみ。このマシンがなければ加工できないクルマの部品もあるなど、自動車メーカーを中心にほとんどのお客様がリピーターです。

一方のスロッターマシンとは工作物に溝加工を施す機械で、日本での当社のシェアは約9割。ポリゴンマシンと同様、このマシンだからこそ可能な特殊な加工があり、ものづくりの現場で大活躍しているんです。

主力機でここまで高いシェアを獲得できているのは、ご購入いただいたお客様から高く評価いただいているからだと感謝しています。

3. 当社が誇る職人技、体験していただきます!

そして私たちが誇るもうひとつの技術的な強み。それが「キサゲ」と呼ばれる職人技です。キサゲとは、ノミ状の工具を使って金属の表面を削り取る作業のことです。工具の柄の先端を脇腹の下の骨に押し当て、体全体をゆすりながら表面を削り取っていきます。

一度に削り取れる量は、わずか数ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)。このキサゲ作業でミクロン単位のすり合わせを行うことで、工作機械の精度と品質を極限まで高められるんです。

いま兵庫県立大学と協同で、このキサゲの技をデジタル化するためのプロジェクトを進めています。工場見学の際には、キサゲ作業を皆さんに体験していただくので楽しみにしてください!

4. 「機械好きにはたまらん仕事」

当社の仕事の魅力は、工作機械をつくるすべての工程――設計、素材発注、加工、塗装、組立、電気配線、キサゲ作業――を自社で行っていることです。だから新たに迎え入れた人たちには、いろんな工程の中からその人に合った仕事を担当していただきます。

たとえば加工場から組立に行く人、組立から塗装に行く人、現場から業務や営業に行く人などなど。本人の希望や適性なども踏まえ、様々な仕事に携われる面白さがあります。

さらにオリジナルの工作機械づくりからOEM生産、古い機械のオーバーホール(機械を分解して点検・修理すること)まで、手がける機械自体も多種多様で飽きることがありません。社員が口をそろえるのは、「機械好きにはたまらん仕事、はまったらやめられへん」――実際、この10年で退職した社員はほとんどいないんです。

5. 機械や加工が好きで、チームワークを大切にできる人

私たちが求めるのはズバリ、「機械を触るのが好きな人」や「加工するのが好きな人」。さらにひとりより複数で行う作業が多いので、チームワークを大切にできる人が活躍できる現場です。

職場環境で大切にしているのは「挨拶」をしっかり行うこと。加えて2017年・2018年には「健康経営優良法人」に認定されるなど、社員の皆さんが心身ともに健康に働ける環境づくりを重視してきました。

年に一度は国内外に研修旅行に行くのも伝統になっているなど、社員の皆さんの親睦を深めながら、楽しく働ける会社づくりに取り組んでいます。

ライター:高橋 武男

日藤ポリゴン株式会社は、2018年8月24日(金)に開催される「仕事見学バスツアー高校生」の受け入れ事業所です。

仕事参観日「高校生」の参加事業所一覧
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※仕事参観日のスケジュールや参加申込書が、記載されたチラシをダウンロードできます。