chattanaの森・まちの駅たか

仕事参観日

VOL. 03

chattanaの森・まちの駅たか

「観光と食でおもてなし、多可の「顔」
としてまちづくりに取り組もう」

施設長 藤井英延

1. あらゆる人の交流を生む、ヒューマンステーション

まちの駅・たかは、2011年にオープン。2015年には、道の駅「山田錦発祥のまち・多可」としても登録されました。一方、2014年からは、北播磨余暇村公園内にあるレストランと宿泊施設を「chattanaの森(ちゃったなのもり)」と名付け管理運営を行うなど、「ヒューマンステーション」としての場作りをめざし、営業を続けています。

コンビニエンスストアとは異なり、まちの駅・たかは、多可町を代表する観光物産館です。総合観光案内所として、町外・町内からの多くのお客様を、日々もてなしています。

2. 販売しているのは、品物ではなく「物語」

ここは、自分の町の魅力に改めて気が付ける、おもしろい職場です。

レジやホールにただ立っている仕事とは違い、「ここから○○へ行くのに、何分かかる?」「○○には、もう花が咲いてる?」と、お客様が質問をしてこられます。観光案内所として答えるためには、実際にその場所へ足を運んだり、情報を集めるなど、自分が動かなくてはいけません。

特に、店頭で販売している商品は、安心・安全を第一に考え、地元を中心に集めた兵庫県下の特産品がほとんどです。お客様は、ここにしか売っていないものを求めてやってきます。

町を案内するための情報や商品を通じて、あなた自身が町の魅力に気付き、得意分野を打ち出しながら商品を提供する楽しさを感じることができるのです。それはつまり、品物を売るのではなく、その品物の背景に眠る「物語」を売ることの楽しさです。

3. きっと見つかる! あなたの個性が活かせる仕事

その物語がどんなものなのかは、ぜひ自分で考えてください。まちの駅・たかにも、chattanaの森にも、あなただけの物語を考えるヒントとして、たくさんの仕事があります。

例えば「まちの駅・たか」なら、店頭販売をはじめ商品開発、イベント企画、事務全般。また「chattanaの森」なら、レストランの厨房やホール、コテージ業務、施設内の清掃、公園管理、花壇整備といった景観づくりや、子どもたちへのアイスクリーム販売などがそうです。

山田錦や杉原紙の紙漉き、敬老の日といった、多可町全体のイベントを考えることだって可能ですし、ふるさと納税に選ばれる商品開発の企画や運営もできるかもしれません。

生まれ育った地元に就職し、若い感覚で、自分たちの手でまちづくりを楽しめる。ここは、そういう職場なんです。

4. あなたは、職場に何を提供できますか?

こうした多岐にわたる業務の中で、きっとあなたにもやってみたいこと、できることが見つかるはずです。何が向いているのか、どんな仕事なら力が発揮できるのか、私たちと付き合う中で時間をかけて見極め、育っていただきたいと思っています。

そのためにも、職場から何かを提供されるのを待つのではなく、自分が職場に対して何ができるのかを考えられる人になってほしいのです。

自分でテーマを決め、やりたいことを見つけ、それができる職場なのかを考える。自分の将来を自分の手で切り開き、責任を持って進んでいける。そんな人に成長してほしいと願っています。

5. 子育ても介護も、仕事も両立できる職場です

私たちの職場は、結婚や出産を機に仕事を辞めた後、新たな働き場所として女性たちがやってきてくれます。子育てや介護をしながら、女性が無理なく自分に合った働き方ができる場所をめざした職場づくりに、共感していただいているのだと思っています。

遊ぶスペースも、個性を発揮する場もないと思われがちな田舎ですが、「何もないからこそ、田舎に住みたい」という人もまた増えています。やり方ひとつで、可能性がいっぱい生まれるのが田舎です。

与えられるのを待つのではなく、自分が何を生み出せるのかを考えられる。誇りをもって勉強し、自信をもって「おもてなし」という接客業に取り組める。そんな人と出会えることを願っています。

ライター:内橋 麻衣子

chattanaの森・まちの駅たかは、2018年8月24日(金)に開催される「仕事見学バスツアー高校生」の受け入れ事業所です。

仕事参観日「高校生」の参加事業所一覧
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※仕事参観日のスケジュールや参加申込書が、記載されたチラシをダウンロードできます。