太平金属株式会社

仕事参観日

VOL. 04

太平金属株式会社

「切断機械に心を通わせ、ステンレス・
アルミニウム鋼板加工のプロになる!」

代表取締役 藤田英樹

1. ハイテク技術を金属加工で支える「縁の下の力持ち」企業

弊社は、ステンレスとアルミニウムの専門商社です。ステンレスやアルミニウムの鋼板をメーカーから仕入れ、取引企業の発注に応じて販売しています。

その際、鋼板のまま納める場合もあれば、取引先の注文に合わせ切断加工を施した加工品として納品するケースもあり、工場では常に切断機が稼働しています。

特に近年は、図面による発注も増加しており、お客様から届く図面をCAD(キャド*)を使って自社でデータ化し、レーザー切断などで金属加工製品に仕上げる業務も増えてきました。特殊な規格外サイズや付加価値を備えた加工品への対応にも、社員一丸となって取組んでいます。

*CAD(キャド):パソコンで設計図などを書くためのソフトやシステム。図面の設計、作図に欠かせないツール。

2. お客様に喜ばれる信頼関係が、強みです

仕事をする上で大切にしていることは、地元のお客様を大切にすること、お客様に喜んでいただくことです。その実践として、製品の納品には郵送や宅配ではなく、必ず自社のトラックで取引先の元へ担当者が運んでいます。
直接足を運び、顔を合わせて言葉を交わすことで、お客様の細かな要望にも応えることができます。そこから信頼関係が生まれ、さらに喜んでいただける仕事ができているんです。

こうしたコミュニケーションを大切にする姿勢は、直接お客様と接する機会のない工場での仕事にも生きています。工場で切断加工に携わる従業員たちは、取引先の名前を見ただけで、伝票には書かれていない要望までわかります。

「切断面でお客さんが手を切らないよう、磨いておこう」といった小さな気配りに至るまで、製品の仕上げに一手間を加え納品しているんです。お客様に気持ちを向けた仕事ができること。それが弊社の強みです。

3. 製図も加工も、目標があれば経験はいらない

そんな仕事ができるようになるために、まずは鋼材や製品についての知識を身につけ、加工技術を知ることからスタートします。

機械の操作に興味があれば、機械オペレーターとして。製図に関心があれば、CADを使った図面の設計を。いずれも現場での経験を積みながら、少しずつ自分のやるべき仕事を覚えていきます。

機械オペレーターとは、CADを使ってデータ化された図面をもとに切断機を操作する仕事。鋼板をレーザー切断機などで、加工製品に仕上げる業務です。一方、CADによる設計とは、お客様から届く図面をパソコンソフトを使ってデータ化する仕事。

どちらの仕事も、知識や経験がなくても心配いりません。大切なのは、自分なりの目標を持って仕事に取り組む気持ちです。

4. 成長を繰り返す先に、お客様の喜びがある

その目標とは「お客様に喜んでもらうこと」。仕事をする以上、それがいちばんのやりがいだと感じられるはずです。じゃあ、どうしたら自分の仕事で喜んでもらえるのか? それを自分で見つけることです。自分で見つける中からこそ、本当の喜びが生まれてくるのだと思います。

最初は、言われたことしかできないでしょう。先輩に聞きながらヒントを見つけ、その経験が次のきっかけになって、また新しいヒントに出会う。成長とは、その繰り返しです。

現場での作業が単純だからこそ、自分の成長度合いは自分で感じていく必要があります。次はどうしたらもっと成長できるんだろうと、自分で考えることができてこそ、成長が実感できるのかもしれません。

そうやって考えた先に、お客様の喜びがあれば最高です。

5. 「太平金属で働けてよかった」と言われるために

何もないからこそ、なんでもできる。それも、多可町で働く魅力だと私は思っています。

地元で働く良さのひとつは、自由な時間を持てること。仕事に打ち込む目的が、趣味を続けるためだっていいんです。仕事と遊びのメリハリを持てることも、弊社で働くメリットです。

人生を形作っているものの一つに、太平金属があってくれればいい。例え、その人生の中で大きな存在を占めるものではないにしても、「太平金属で働けてよかった」と思ってもらえることが、私には何よりの喜びですから。

ライター:内橋 麻衣子

太平金属株式会社は、2018年8月24日(金)に開催される「仕事見学バスツアー高校生」の受け入れ事業所です。

仕事参観日「高校生」の参加事業所一覧
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※仕事参観日のスケジュールや参加申込書が、記載されたチラシをダウンロードできます。